photo by 涼風さん
病気や障害の悪化の原因は日常生活の中に潜んでいます。例えば、今まで何気なく出来ていたことが、ある日できなくなったという経験はありませんか?過去に、利用者さんと以下のようなやり取りがありました。
エピソード1
今まで続けていた家事ができなくなりました。
家事を続けられなくなる前に何か変化はありませんでしたか?
最近、仕事の勤務日数を増やしました。
エピソード2
最近、急に疲れやすくなってきました。
疲れを感じだす前に何か変わったことはしていませんか?
先週、久しぶりに気晴らしで遊びに行きました。
ひょっとしたら、日数を増やしたぐらいで?、あるいは遊びに行ったぐらいで?と思うかもしれません。しかし、日常生活のほんの些細な変化に影響を受けやすい傾向が見られます。このように会話の中で本人が気付ければ良いのですが、気付けないときがあります。このため、日課表に日々の活動を記録をしておくと、何か問題が起こった時に見返すことができます。これまでに作業療法士として多くの患者さんの日課表を見てきた経験からカウンセリングさせていただきます。
日課表では、次の5つの時間項目を記入して頂きます。
※日課表は、症状の変化を捉える手段の一つであり、強制ではありません。
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仕事・趣味・運動など |
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休憩・ボーっとしている・ゴロゴロしているなど |
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目標としている活動・今までの生活になかった活動など |
当施設に来られる方の多くは、日常生活において、何もできない(決められない)、あるいは何でも無理にやろうとする傾向があります。 そのため、そのときの状態に応じて、どのような活動を増減させるかを判断する必要があります。 上記5つの時間項目を確認することで、日々の生活の中にどのような活動を取り入れていけば良いかをアドバイスしています。 もの作りや計測と同時並行で日課表を記録することで、日常生活にどのような活動を増減させていけば良いかを提案します。 日課表のダウンロードは、こちらから。