この三つのペン皿は、小銭入れ、眼鏡ケースと続いて、それぞれ革細工の3作目の作品です。同じ作業手順を繰り返すことで作り方を覚え、道具の準備から片付けも次第に自分で出来るようになります。
模様は同じでも三者三様の色合いになっています。作品を作る過程で「もっとこうしたい」と工夫が生まれ、他の人の作品にも関心を寄せ、影響し合っています。「うまくいった!」「上手にできた!」「ちょっと失敗、どうしよう」と作る過程でいろいろな感情が知らず知らずに出てきて、笑顔がこぼれてきます。共通の作品を作ることで話の苦手な人も共通の話ができるようになります。作品を作る過程で、新しい自分の発見。たかが「もの作り」、されど「もの作り」です。
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